PoderPopular

社会・労働運動・アナキズム

マラテスタ翻訳プロジェクト 参加者募集

エンリコ・マラテスタの思想を紹介したパンフレットを英語から日本語に翻訳しようとしているのですが、手分けしてお手伝いいただける方を募集します。

 

翻訳元はこちらです。

The Political Thought of Errico Malatesta  Felipe Corrêa 著(ポルトガル語) Jonathan Payn(英訳)

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はじめの方を少しだけ訳したのでのせます。「ひと段落だけなら。。」とかでもOKです。よろしくお願いいたします。

 

マラテスタの政治思想

序文

エンリコ・マラテスタ政治思想を扱うのは簡単なことではなく、十分な注意を払って進めなければならない。彼の著作を注意深く分析するにあたって、3つのことを考慮に入れる必要がある。1)マラテスタは生涯のうち60年以上もアナキストであり続けた。2)彼の全著作はイタリア語でさえ刊行されていない。3)マラテスタは理論化であったことも、あろうとしたこともなく、いつでも宣伝活動家(プロパガンディスト)であった。

 

このことは、本稿のような全体を見渡すことが目的の文章では、マラテスタが60年間を通して一貫した立場をとっていたわけではないことを考慮にいれなければならないことを意味する。

 

【読書】【アナキズム】Anarchism and Syndicalism in the Colonial and Postcolonial World

Anarchism and Syndicalism in the Colonial and Postcolonial World

植民地、ポスト植民地におけるアナキズムとサンジカリズム

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Black Flameの共著者の編集・共著による本。

Anarchismo.net に掲載された紹介文を引用します

アナキズムは西欧および北アメリカに限って発展したものであるという考えが急進的左翼の中、さらにアナキズム運動の中でもそれなりに信じられているものの、本書はアナキズムおよび革命的サンジカリズムが第一インターナショナルに現れ、20世紀初めの数十年間で国境を越えて形成および発展したものであって、それぞれの時代の国際的な政治および他の変化から疎外された特定の国や地域の特徴ではないことの確たる証明である。

当然ながら著者らはアナキズムが西ヨーロッパで始まったことを否定するものではない。しかしそれは資本主義や産業化がそこで始まり、それにたいする反応も同じようにそこで始まったのだ。(以降後で訳します)


In spite of what is believed within extensive cycles of the radical left, and even a significant part of the anarchist movement, that anarchism was developed only in Western Europe and North America, this book is a solid proof that anarchism and revolutionary syndicalism appear within the First International and until the first decades of the 20th century been formed and developed as a transnational movements not as characteristics of a single country or a region, isolated from the global political and other developments of their respective times. 

Of course, the authors do not deny that anarchism began in Western Europe. But that was because of capitalism and industrialisation started from there and so was the reaction to them, through the sequential development of liberals and other progressive ideas developed in Marxism and Anarchism, ideological formations that spread around the world associated with local social and other conditions. This is made possible through the migration due to the repression, persecution and even the bad social, political and other conditions. For example, Spanish anarchists emigrated and acted as a catalyst in the development of anarchist and union movements in a number of countries in Latin America and the Caribbean, Italian anarchists acted decisively in Egypt and Argentina, Chinese and Korean anarchists and radicals had an impact on Japan while various European revolutionary workers settled in South Africa where they also had a catalytic presence. 

Dimitri Troaditis
(MACG – personal capacity)


【あとで読みたい】Race, Class and Organisation

南アフリカの Zabalaza Booksに1998発表のアフリカの組織労働者連帯連盟(Workers Solidarity Federation )によるパンフレット(テキストはlibcom.orgから複製したもの)「人種、階級および組織」が新しく追加された。

 

関連して「Zabalaza無政府共産主義者連盟」による「中国はアフリカの新しい帝国主義権力なのか?」(Black Flameの著者らによって書かれたもの)がアナーキー・イン・ニッポンに掲載されている。ちなみにこちらのウェブサイト、10年ほど前に初めてアナキズムに興味を持った時に毎日のように訪れてました。

【あとで読みたい】共同体による殺人捜査、先住民女性に対する暴力、原子爆弾およびバーンアウトに抵抗して:先住民フェミニストのオードレー・ハントレーさんのインタビュー

On running a community-based murder investigation, resisting violence against Indigenous women, atomic bombs and burnout: An interview with Indigenous feminist Audrey Huntley | Everyday Abolition/Abolition Every Day

 

 

あなたの権利のために人が死んだのであって、義務のためではない

 

選挙関係で翻訳したい記事(誰か、部分的にでも、やりませんか?)

 

People died for your right,not your obligation

 

Is it ever OK not to vote?

 

関連する日本語の記事

 

「売春はアナキズムとあいまれない」に対する反論

Response to: Prostitution is not compatible with anarchism | libcom.org

より一部翻訳しました。

 

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以下は2011年んのロンドン・アナキストブックフェアで行われたワークショップ「セックスワークアナキズム」にて配布された冊子に対する応答である。(最後にリーフレット原文も複製して掲載する) このリーフレットは、本ワークショップにいかなる形でも関わりのない者が作成および配布したものである。そこには著者が誰であり、どこの組織に属するかということも書いおらず、ただタイトルの下に「ロンドン・アナキスト・ブックフェア2011」と記してあるだけだった。部屋に入ろうとする参加者にこのリーフレットを配っていた女性に対して仲間のひとりが誰が書いたものかを尋ねると、「私たちだ」と答えた。この答えは良くて曖昧で、悪くいえば誤解を生むものだ。リーフレットを手にした参加者はワークショップの担当者が書いたものであると思い込み、この誤解を解くまで激しい議論が巻き起こった。私はセックスワーカーであり、ワークショップを組織した一人である。リーフレットの内容は気がかりであり、そのうちの何点かに応答したいと思う。以下は完全に個人として書けることにとどまる。 私の応答では、セックスワーカーの集団的組織化を否定する議論にひとつずつ対抗することを試みる。物事の理想的な姿に関する考えが現実の有り様への対処の否定する理由にはならないように、セックスに関する批判がセックスワーカーの自己組織化を攻撃する理由には到底なりえないというのが全体を通した私の主張である。 「売春とアナキズムはあいまれない」という本リーフレットのタイトルは、本文を読み進めると明らかになるが、現在の状況に対するアナキストの反応とアナキズム社会の未来像の混同が表れたものである。我々のセックスワークアナキズムによる分析やセックスワーカーの問題に対するアナキストの手法による組織の呼びかけや、ほかのアナキストらによるこの問題に対する組織への支持は、決してセックスワークが無政府共産主義とあいまれるということを暗示するものではない。多くのアナキストが労働の廃絶を最終的な目的と捉えているものの、この変革の土台にすべく物事が前進し、我々の生きる条件が改善するために現在あるシステムの中で戦う必要がある。性産業内の問題や我々の社会全体の問題との関係性のアナキズムによる分析は断じてこれを排除するものではない。