マラテスタ翻訳プロジェクト 参加者募集
エンリコ・マラテスタの思想を紹介したパンフレットを英語から日本語に翻訳しようとしているのですが、手分けしてお手伝いいただける方を募集します。
翻訳元はこちらです。
The Political Thought of Errico Malatesta Felipe Corrêa 著(ポルトガル語) Jonathan Payn(英訳)
はじめの方を少しだけ訳したのでのせます。「ひと段落だけなら。。」とかでもOKです。よろしくお願いいたします。
マラテスタの政治思想
序文
エンリコ・マラテスタ政治思想を扱うのは簡単なことではなく、十分な注意を払って進めなければならない。彼の著作を注意深く分析するにあたって、3つのことを考慮に入れる必要がある。1)マラテスタは生涯のうち60年以上もアナキストであり続けた。2)彼の全著作はイタリア語でさえ刊行されていない。3)マラテスタは理論化であったことも、あろうとしたこともなく、いつでも宣伝活動家(プロパガンディスト)であった。
このことは、本稿のような全体を見渡すことが目的の文章では、マラテスタが60年間を通して一貫した立場をとっていたわけではないことを考慮にいれなければならないことを意味する。
【読書】【アナキズム】Anarchism and Syndicalism in the Colonial and Postcolonial World
Anarchism and Syndicalism in the Colonial and Postcolonial World
(MACG – personal capacity)
【あとで読みたい】Race, Class and Organisation
南アフリカの Zabalaza Booksに1998発表のアフリカの組織労働者連帯連盟(Workers Solidarity Federation )によるパンフレット(テキストはlibcom.orgから複製したもの)「人種、階級および組織」が新しく追加された。
関連して「Zabalaza無政府共産主義者連盟」による「中国はアフリカの新しい帝国主義権力なのか?」(Black Flameの著者らによって書かれたもの)がアナーキー・イン・ニッポンに掲載されている。ちなみにこちらのウェブサイト、10年ほど前に初めてアナキズムに興味を持った時に毎日のように訪れてました。
あなたの権利のために人が死んだのであって、義務のためではない
選挙関係で翻訳したい記事(誰か、部分的にでも、やりませんか?)
People died for your right,not your obligation
Is it ever OK not to vote?
関連する日本語の記事
"当時の労働運動の活動家や社会主義者たちは、選挙にたいした期待を持っていませんでした。むしろ、選挙によって「国民」として捕えられてしまうことに反発していました。「大正デモクラシー」後半期には、そこまで認識が進んでいたのですね" via http://t.co/pq5NYx5ntn
— lack of education. (@GrlldChsAsp) 2014, 2月 17
「売春はアナキズムとあいまれない」に対する反論
Response to: Prostitution is not compatible with anarchism | libcom.org
より一部翻訳しました。
以下は2011年んのロンドン・アナキストブックフェアで行われたワークショップ「セックスワークとアナキズム」にて配布された冊子に対する応答である。(最後にリーフレット原文も複製して掲載する) このリーフレットは、本ワークショップにいかなる形でも関わりのない者が作成および配布したものである。そこには著者が誰であり、どこの組織に属するかということも書いおらず、ただタイトルの下に「ロンドン・アナキスト・ブックフェア2011」と記してあるだけだった。部屋に入ろうとする参加者にこのリーフレットを配っていた女性に対して仲間のひとりが誰が書いたものかを尋ねると、「私たちだ」と答えた。この答えは良くて曖昧で、悪くいえば誤解を生むものだ。リーフレットを手にした参加者はワークショップの担当者が書いたものであると思い込み、この誤解を解くまで激しい議論が巻き起こった。私はセックスワーカーであり、ワークショップを組織した一人である。リーフレットの内容は気がかりであり、そのうちの何点かに応答したいと思う。以下は完全に個人として書けることにとどまる。 私の応答では、セックスワーカーの集団的組織化を否定する議論にひとつずつ対抗することを試みる。物事の理想的な姿に関する考えが現実の有り様への対処の否定する理由にはならないように、セックスに関する批判がセックスワーカーの自己組織化を攻撃する理由には到底なりえないというのが全体を通した私の主張である。 「売春とアナキズムはあいまれない」という本リーフレットのタイトルは、本文を読み進めると明らかになるが、現在の状況に対するアナキストの反応とアナキズム社会の未来像の混同が表れたものである。我々のセックスワークのアナキズムによる分析やセックスワーカーの問題に対するアナキストの手法による組織の呼びかけや、ほかのアナキストらによるこの問題に対する組織への支持は、決してセックスワークが無政府共産主義とあいまれるということを暗示するものではない。多くのアナキストが労働の廃絶を最終的な目的と捉えているものの、この変革の土台にすべく物事が前進し、我々の生きる条件が改善するために現在あるシステムの中で戦う必要がある。性産業内の問題や我々の社会全体の問題との関係性のアナキズムによる分析は断じてこれを排除するものではない。