アナキスト・フェミニズム内のリベラルな傾向への異議申し立て
アメリカのアナキズム連盟「ブラックローズ/ロサ・ネグラ」によるアナキズムとフェミニズムに関する議論。2014年でイギリスで行われたアナキストフェミニズムの会議に参加したブラックローズのメンバー2人による、問題提起と運動のつくり方の提案。
少しずつ訳し始めています。(色々とやりかけで申し訳ありません。)
原文は以下
書き手のひとり、Romina Akemiをインタビューしたラジオ番組は以下
こちらはチリの活動家を迎えてアナキズムとフェミニズムについて開催されたイベントの動画。薔薇のワンピース来てるのがRominaさんで、同じくチリ出身。
以下の翻訳途中のものを掲載します。間違い、わかりにくいなどの指摘歓迎します。
以下の記事はBRRN(ブラックローズアナキスト連盟)の2人のメンバーによるもので、「アナキズム理論の視点」の最新号に掲載され、アナキズム研究協会の協力でここに載せることになった。
By Romina Akemi and Bree Busk
ロミナ・アケーミ、ブリー・バスク著
ブラックローズアナキスト連盟はイギリスのアナキスト組織の委員会により開催された国際アナキストフェミニスト会議AFem2014 へ参加する代表を送った。
AFem2014(エーフェムにせんじゅうよん)の目標はアナキスト運動の中の性差別やその他の抑圧に異議を唱え、「セーファースペース」を作り、個人的または集団のおける経験について対話を開始し、運動を組織することにつなげていこうとする試みであった。
本会議主催の委員会はこのイベントにより生まれたエネルギーがアナキストフェミニスト全体を再度活気づかせることを願い、世界的に影響力のある会議をつつけて作り出すことを期待していた。
この見地に立つと、 AFem2014はアナキズムの成長とその中のフェミニズムの理論と実践を進展させる必要性に光を当てた重要な政治的展開であった。しかし、ブラックローズ代表団は 答えより疑問を多く抱えてAFem2014を後にした。一番の疑問は「アナキストフェミニズムって何だ?」である。
AFem2014はその可能性を現実化するのに必要な志を欠いていた。
家父長制の中で単に存在することが急進的な行為であることが当然とされ、抑圧経験の共有が政治的遺産や視座の共有の代わりを務めると理解されていた。
たしかに我々や同志の存在は祝福されるべきものだが、それだけで十分とは言えない。
実際、アナキストフェミニズムを我々の実践よりもアイデンティティに収束させるとなると、表明上の修正以上のものが必要いなるような挑戦が待ち受ける時、準備不足に悩まされる危険が生じる。
たとえば、会議中に特定の人種や帝国主義分析によりセーファースペースポリシーが促進されうる状況がいくつか生じた。結果としてドレッドロックの白人参加者がそれは文化の盗用 であると注意を受けたが、中東で経験したジェンダーに基づく暴力の経験を話したスピーカーが沈黙させられた複雑で苦痛な事例は取り組まれることがなかった。
代表団のメンバーとして、会議の国際的な性質により世界の様々な場所における組織戦略を比較するまたとない機会が生まれ、将来的な連携に繋がる政治的な関係性が構築されることを期待していた。
しかし本会議はいくつもの形で未熟なところがあり、その可能性を制限してしまっていた。
一番の例は会議の開催委員会が多くの参加者の獲得やセーファースペースポリシーを優先するあまり、会議の内容に同じだけ力量を割くことに失敗していることである。
「正しい」人(ジェンダーによる抑圧を直接経験した人)の参加や「正しい」環境作り(抑圧的な態度を排除するためのセーファースペースポリシー)に大変重きが置かれていた。
それ自体は悪いことではないが、そこに集中するあまり意図的な政治的趣旨が排除され、結果的に全ての政治と政治の欠如を同時に含有するアナキストフェミニズムの表象となってしまった。
今日の政治的危機に対処するには、アナキストフェミニストは知識と確信をもって伝達できなければならない。この政治的傾向を展開したいと考える我々は、自らを歴史の中に位置づけ、過去の教訓の上に構築していかなければならない。
新たな理論を作り上げ逃走の中で試行しなければならない。大衆運動を構築し、その中でアナキズムを提唱しなければならない。要求を作成し、イタリアのアナキストであるエンリコ・マラテスタの言葉を借りれば「前に進むには、敵の手中にある領地を引きちぎるのと同じ精神であらゆる可能な改良を獲得し勝利しなければならない」(注1)。最後に、自らを国際的に位置づけ、世界の同志と連帯しなければならない。
定義に従えば、広義のフェミニズム運動が我々の政治を十分に代表することはない。
むしろ、フェミニズムが生まれる場所(路上、家庭、職場、メディア、および複雑で重なり合う社会的繋がり)にてフェミニズムを発展させるための方法として機能するものである。
アナキストフェミニズムを小さな集団の空間から押し出し社会的な場に登場させるということは、労働者階級の運動と関連性を持たせるために奮闘するつもりがあることを意味する。
我々の政治は私的生活を管理する有効な手段にとどまらない。闘い、死んでも獲得したい世界の青写真を代表するものである。
「波を引き割く」はリベラルフェミニズムと断絶し、私達自信のアナキストフェミニズムの歴史的伝統を再構築する必要性を認識することを呼びかけるものである。
我々はフェミニストであるアナキストとアナキストであるフェミニストが実践におけるアナキストフェミニズムの意味を議論し、刷新された闘争を通した定義を洗練させる必要性を同時に宣言する。
我々の目標は新しいアナキストフェミニズムの完璧な指南を提供することではなく、現時点で特徴的な曖昧な政治を超えて数歩進展させることである。多くの読者がこの記事の葛藤と願望を共有することを期待している。アナキスト運動の中で意義あるフェミニズムの実践が欠けていることや、フェミニズムの中で集団的闘争は私達自信や組織する対象が浄化されて初めて可能になるとしている傾向に対して窮屈に感じている同志との対話や自身の経験からそう考えている。
前者では、私達の政治は私達の声と共に周辺化される。後者では、闘争の中に教育の出る幕がない。2つの政治的空間が私達の時間と労力を巡って競合するとき、二重の活動に対する圧力が悪化する。我々の組織で、 AFem2014で、私達が出会うその他の様々な文脈で対話するとき、共通したテーマが立ち現れる。私達はより良いものが必要だし、そのために闘う準備はできている。
南アフリカ農業労働者を組織する組合、CSAAWU存続のための闘い カンパ先決定
↓ひとつ先の記事でお伝えした組合へのカンパ先情報が発表されました。
方法はふたつ
1、
Keep CSAAWU Doors Open! Phase One | Indiegogo
2.銀行口座へ国際送金
Bank: Standard Bank; Account number: 072003596; Account name: CSAAWU; Branch name: Tyger Manor; Branch code: 050410
SwiftCode: SBZAZAJJ (送金用コード)
こちらのキャンペーンサイトもぜひみてみてください!
CSAAWU | The Commercial Stevedoring, Agricultural and Allied Workers Union
CSAAWUを消滅させない闘いへ支援を!ひとりの痛みはみんなの痛み【転載歓迎】
CSAAWU South Africa: Plea for assistance - Anarkismo より
同志たちへ
私たちと付き合いのある南アフリカの農民労働者の組合、CSAAWUへの連帯のため皆さんへこの文章を書いています。
2012年および2013年に南アフリカの農業労働者が産業の悲惨な労働条件にに対して反乱をお起こした。結果的な数百人の労働者が解雇され不当な扱いを受けた。CSAAWUはこのような難しい状況で、注目をあびることのない産業で組織化をしている数少ない組合である。この反乱の結果をしてもなお闘いを続けることが決定された。100名近い労働者を労働裁判の中で守りぬくことをふくめて。
残念ながら組合は2件の労働裁判で負けており、600,000ランド(644万円程)の負担を強いられている。これは南アフリカでは大変な金額であり、CSAAWUのような弱小組合にとっては致命的だ。
という事情から、この組合のアピールを転載する(次の段落参照)ので、ぜひかれらの支援の呼びかけに応えて欲しい。このアピールをどんどん好意的な組織に伝えたり、幅広く知らしめてもらえるよう願う。
赤と黒のよろしく。
☆☆☆☆☆☆
オリジナルのアピール文
友人や同志よ
CSAAWUは数ヶ月中にも解散を余儀なくされている。
CSAAWUが守れなければこの先、組合員や南アフリカの農業労働者にとって破壊的な敗北を意味する。CSAAWUの扉を開いておくため、多くの手(体や心も)が必要だ!
CSAAWUは2012/2013年の反乱の影響で解雇になった農業労働者をひとり残らず支援するこのに決定した。 CSAAWUの組合員だけえhも、100人近い労働者が解雇になっている。CSAAWUは解雇案件を労働裁判所へ提訴したが、農業労働者が労働裁判の対象になるのは1994年以来の
ことである。
労働裁判所は CSAAWUおよび解雇された労働者に対して不当な判決をくだした。 CSAAWUは2つの案件で敗訴し、組合が裁判費用を負担するよう命じられた。裁判官は組合代表がストライキを支持したことについて不注意で無責任だと非難した。 CSAAWUは農業労働者の闘いを支持したことで大きな代償を払った。 CSAAWUは組合が労働者のストライキを支持することが間違っているはずがないと信じているし、不安定な立場にある労働者が搾取的な条件に反対して立ち上がった場合はなおさらそうだと考える。
600,000ランドの負担は組合を解散の危機を意味し、あらゆる仲間が連帯を作り上げ、支持しないことには免れないものだ!
CSAAWUはカンパを呼びかけるサイトを立ち上げようとしている。組合員の証言を集めるとともに、CSAAWUの存続を支持する組織や個人の声明も発表したいと考えている。
どうか支持のメッセージをeメールで送って欲しい。そしてほかの人にもCSAAWUと連帯するように呼びかけて欲しい。
カンパ募集キャンペーンのウェブサイトは数週間で立ち上がる予定なので、チェックお願いします!(補記:カンパ情報アップしました)
南アフリカ農業労働者を組織する組合、CSAAWU存続のための闘い カンパ先決定 - PoderPopular
CSAAWUの存続を!
「わたしにとって CSAAWUはすべてである。 CSAAWUは自分を信じること、農業労働者がどれだけ重要であるかを教えてくれた。 CSAAWUは解散すべきではない。それは労働者の自身を奪うことになるから。 CSAAWUよ永遠なれ!」(Mercia Plaatjies, Koo)
Facebook: https://www.facebook.com/vivacsaawu
CSAAWUが支援する解雇された労働者
BLack Flame 著者によるトーク 第2部
まだまだ終わりませんが、進んだところまで。。本当はこの先の具体的な運動の歴史の検証から読んでいて面白くなるのですが、しばしお待ちを。
運動の神話対運動の真実
アナキズムに関する神話は、
ここで例え話をさせて欲しい。
同じく、例えばピヨール・クロポトキンやルドルフ・
国粋主義者が神話を作ることは知られているし、
しかしアナキストも神話を作ったし、
何が神話に盛り込まれたのかを考えるのは面白いもので、
ロッカーは1840年代イギリスのチャーチスト運動との類似性や
とはいえクロポトキンの言う古代中国の老師や古代ギリシャのゼノ
要するに、運動が作った神話を真実ちして受け入れるよりも、
運動を理解することが大事なのだ。
大事なことなので強調しておきたいのだが、
神話作りとは無縁のアナキズムの伝統存在する。
思想と議論を理解する
ここで最後の問題点に入る。アナキズムを反政府(または曖昧に「
このように以上の人物をまとめて論じることができるのは、
言い方変えれば、サッチャーやゲバラ、
ただあいまいに共通点をとらえ、
このような方法では、歴史的なアナキスト運動の議論、
反政府としてアナキズムを定義してしまうと、
この問題を解決する方法はひとつ、歴史を検証し、アナキズムの「
バクーニンと労働者階級
自己定義された、
このことはその前の時代にアナキズムの一部を前もって示すような
ただ、アナキズムが何であったのか、
第一インターに注目するとなると、
歴史的観点を強調するこの手法はバクーニンとクロポトキンの2名
影響と先例
ただ単に、
当然、
しかし影響を受けていることはまったく同じものであることを意味
プルードン主義ではないが、影響されていたのだ。
同じく、新しい「アナキスト」
マルクス主義ではないが、影響されている。
最後に、
アナキズムの核となる思想
皆さんはアナキズムが何であるか理解されていると思うが、
マルクス主義者が資本主義の廃止の重要性を強調するように、
アナキズムは階層や搾取に反対する運動であり、
戦略的にいえば、その多くは大衆的な階級(
プロレタリア国際主義
この点で重要なのは、革命的視点と階級闘争に関して、
これは世界的な大衆階級はどこにいようと、自国の政治的・
強い焦点でよく見える
アナキズムやそこから派生した革命的サンジカリズムやアナルコ・
ある意味とても狭いアナキズムを定義をしているのだが、
こうしてアナキズム運動を理解するのにシステム化された方法を用
グローバルなアナキズム:スペインはその一部であった
よくみられる問題点が、アナキズムの歴史を語るとき、
しかし世界的に見ると、
これはスペインの出来事が重要ではないということではなく、
スペインの燃えるアナキズムのバラであるバルセロナに加えて、
さらに続けることもできるが、
BLack Flame 著者によるトーク 第1部
目次紹介に続き。ブラック・フレイムの内容が少しわかる著者トークの翻訳を何部かにわけて掲載します。
CLARITY OF ANALYSIS
分析の明確性
しかしサッチャーもアナキズムの一部とするなら(ミルやその他くらいでや得ておくにしても、確かに私はそこに留める理由がないと言ったところだが)、資本主義や賃金制度、私有財産に反対することといったアナキズムの歴史の一部といえる要素も、歴史的アナキズムとは無関係か本質的ではないものとして扱うことになる。
つまりここではアナキズムが(スターリンによる)一党独裁国家や(サッチャーによる)自由市場、一党独裁および多党国家でいっせいに政府介入を減らすこととも矛盾しない考えであることになってしまう。
歴史を通して、それぞれの方法で政府に反対する人々を見つけることができるが、そのだれもを「アナキスト」としてとらえることは分析の行き止まりに等しい。
アナキズムが単に反政府であるというなら、スターリンやピノチェトもアナキストに数えなければならない。しかしスターリンやピノチェト、マルクス・レーニン主義者や新自由主義者、左派や右派の独裁者、それとその他の人々も数にいれるなら、どこにもかしこにも「アナキスト」がいるということになり、アナキストとはいったいなんなのかさっぱりわからなくなる。
以上の人々を残らず「アナキスト」と呼ぶことはできるが、その場合、「アナキズム」と呼ばれるものがそもそも存在するのかどうかあやしくなってくる。なぜならほかのものと区別できないからだ。こうなると、アナキズムを研究したり理解しようとしたりするということ自体が、そもそも不可能となってしまう。
歴史的なアナキズム
しかし別のやり方がある。アナキズムは歴史の中の特定の地点から、新たな大衆運動として出てきたものであり、当時目にした人には革命運動であたことが明らかであったという見方である。次にその運動が何を目的としていたのかに注目し、歴史的にどのような道をたどったのかを考える。その後運動が発展した歴史的条件を物質的、知識的および社会的にそれぞれ理解し、社会的な力としての盛り上がりと衰退の歴史を社会分析を通して説明することができる。ほかにも思想の進化、または歴史を検討することができる。そして運動の中のアナキストの系統、アナキスト作家の古典を割り出すことができる。
つまり、アナキズムを歴史化すれば、その輪郭を描き、説明をし理解することができるのだ。
アナキズムが政府に反対することだという主張をするなら、確かにそこらじゅうにアナキストを見つけることになるだろう。マーシャルがエデンの園のアダムが神に背いたことから最初のアナキストであったと言うとき、それはつじつまのあった主張である。問題は、分析的に見ると、アナキズムが人類の歴史において普遍的なものであるというなら、社会的条件を変革するという点の説明ができないことになる。アナキズムが人類の自然な形だというなら、深刻な分析的問題が発生する。アナキズムが人間にとって自然なものであるなら、人類史の多くは説明できない。その大部分は抑圧や搾取、支配層の労働者や貧乏人に対する権力拡大が占めているからである。
ここで、ある問題にとりかかる必要がある。あらゆる政治運動、世界を変えようという運動はそれぞれ一連の神話を作り出すことになる。アナキストも自ら神話を作り上げてきたといえる。アナキズムが人間社会普遍的な特徴であるというのも解されにくい、議論の的となる運動を認めてもらおうと名を残したアナキストのうち何人かが主張したものである。
アナキズムが不変的でずっと前からあるものだという主張は、新しくなんだかわからない、深いのうな運動であるという見方をかわすには単純で簡単な方法だった。しかしいくら政治的に使いやすいものだとしても、正しい主張とはいえない。
黒炎 Black Flame 目次紹介
以前も軽く紹介しましたが、Black Flame という本の目次だけ訳してみたいと思います。
免責事項:翻訳は迷いながら、スピードを重視して行いました。同じ言葉を別の表現にしているところもあります(どっちのほうがしっくりくるか試してます)。特になんて訳したらいいか自信のないところには(?)の印をしてますので、コメント欄にご意見、ご教示をいただければ幸いです。
まずはサブタイトルです。
The Revolutionary Class Politics of Anarchism and Syndicalism
アナキズムとサンジカリズムにおける革命的階級政治
Preface, by Stuart Christie 前書き スチュアート・クリスティー
Acknowledgments 謝辞
第1章 導入
Our Project 本企画について
Beyond Capitalism: History, Neoliberalism, and Globalisation
資本主義を越えて:歴史、ネオリベラリズムおよびグローバリゼーション
Rethinking the Broad Anarchist Tradition
幅広いアナキズムの伝統を再考する
Social Base and Global Reach
社会的基盤および世界的な広がり
What Is the Broad Anarchist Tradition? 19
幅広いアナキズムの伝統とは
Insurrectionist Anarchism, Mass Anarchism, and Syndicalism 20
蜂起主義アナキズム、大衆的アナキズムおよびサンジカリズム
Organisational Dualism 22
組織的二元性
War, Gender Issues, and Anti-Imperialism 23
戦争、ジェンダー問題および反帝国主義
Anarchism and Marxism 24
アナキズムおよびマルクス主義
Before We Start 26
始める前に
Part 1 Theory and Analysis パート1 理論と分析
Chapter 2 Socialism from Below: Defining Anarchism 33
第2章 底辺からの社会主義:アナキズムを定義する
The Meaning of Anarchism: Debating the 34
Literature
アナキズムの意味 文献を検討する
The Need for a New Approach 41
新たな手法の必要性
Starting Again: Socialism, Bakunin, and the 44
First International
再び始める:社会主義、バクーニンおよび第1インターナショナル
Against Hierarchy 階層に反対する 47
Against Capitalism and Landlordism 48
資本主義と地主制度に反対する
Against the State 52
政府に反対する
The Rejection of State Socialism 54
政府社会主義の拒絶
Elements of the Social Revolution 56
社会革命の要素
The Popular Classes 56
民衆階級
Internationalism, Social Equality, and 60
Anti-imperialism
国際主義、社会的平等および反帝国主義
Counterpower and Counterculture 65
対抗力と対抗文化(カウンターカルチャー)
For a New World 67
新しき世界のために
Crime and Social Order 69
犯罪と社会秩序
Anarchism Redefined: Socialism, Class, and 71
Democracy
アナキズムを再定義する:社会主義、階級および民主主義
In Conclusion: The Modernity of Anarchism 72
結論:アナキズムの近代性
Chapter 3 Proudhon, Marx, and Anarchist 第3章 プルードン、マルクスおよびアナキストら 83
Social Analysis
Cooperatives, Proudhon, and Peaceful Change 83
社会分析、プルードンおよび平和的変革
A Critical Appropriation of Marxist Economics 85
マルクス主義経済学を批判的に参照する
Marxist Economics and Anarchist Communism 87
マルクス主義経済学と無政府共産主義
History, Progress, and the State 92
歴史、進歩および政府
The Vanguard and the State 98
前衛主義および政府
State Capitalism and Libertarian Socialism 100
政府資本主義および自由社会主義(リバータリアン社会主義)
Economic Determinism and the Broad 105
Anarchist Tradition
経済的決定論および幅広いアナキズムの伝統
The Anarchist Understanding of Class 108
階級のアナキズム的理解
In Conclusion: Toward an Anarchist Social 113
Analysis
結論:アナキズムによる社会分析を目指して
Part 2 Strategy and Tactics パート2 戦略および戦術
Chapter 4 Roads to Revolution: Mass Anarchism versus Insurrectionist Anarchism 123
第4章 革命への道:大衆的アナキズム対蜂起主義アナキズム
Anarchist Communism versus 124
Anarcho-syndicalism?
無政府共産主義対アナルコ・サンジカリズム?
The Insurrectionist Tradition 128
蜂起主義の伝統
Mass Anarchism, Possibilism, and Syndicalism 133
大衆的アナキズム、可能論(?)およびサンジカリズム
Syndicalism: Prefiguring the Future in the 133
Present
サンジカリズム:現在から未来を予想する
Against Economism: Direct Action versus 138
"Political Action"
経済主義に反対する:直接行動対「政治行動」
Anarcho-syndicalism, Revolutionary 142
Syndicalism, and De Leonism
アナルコ・サンジカリズム、革命的サンジカリズムおよびデ・レオン主義
In Conclusion: Building Tomorrow Today 143
結論:明日をつくるのは今日
Chapter 5 Anarchism, Syndicalism, the IWW, 149
and Labour第5章 アナキズム、サンジカリズム、IWWおよび労働運動
Bakunin, Sorel, and the Origins of 149
Syndicalism
バクーニン、ソレルおよび組合主義(サンジカリズム)の起源
The First International and the First 153
Syndicalists
第一インターナショナルおよび第一サンジカリストら(?)
The First Wave: Syndicalism before th eFrench CG
第一波:フランスCGT(労働総同盟)以前のサンジカリズム 155
T
The IWW and Syndicalism 159
IWWとサンジカリズム
De Leon and Connolly 160
デ・レオンとコノリー
The "Glorious Period" of the mid-1890s to 164
mid-1920s
1890半ばから1920半ばにかけての「栄光の期間」
In Conclusion: Syndicalism and the Broad 170
Anarchist Tradition
結論:サンジカリズムと幅広いアナキズムの伝統
Chapter 6 Ideas, Structure, and Armed Action: 181
Unions, Politics, and the Revolution
第6章:思想、構造および武装行動:組合、政治および革命
Union Activism, Anarchist Ideology, and 181
Union Bureaucracy
労働組合運動、アナキズムのイデオロギーおよび組合官僚主義
Mass Anarchism, Radical Counterculture, and 183
Syndicalism
大衆的アナキズム、急進的対抗文化およびサンジカリズム
Anarchist Schools and Syndicalist Education 186
アナキズムの学校およびサンジカリズム教育
Democracy and Direct Action 187
民主主義と直接行動
An Iron Law of Oligarchy? 188
小数独裁政治の鉄則?
Alliances and the Struggle outside the 190
Workplace
職場を離れた連携と闘争
Defending the Revolution 193
革命を擁護する
The Question of Power and the Spanish 198
Revolution
権力の問題とスペイン革命
In Conclusion: Anarchism, Syndicalism, and 202
Counterpower
結論:アナキズム、サンジカリズムおよび対抗力
Chapter 7 Dual Unionism, Reforms, and Other 211
Tactical Debates
第7章 二元性組合主義、改革およびその他の戦術的な議論
The Antimilitarist Tradition and Popular 211
Revolt
半軍事的伝統および大衆的反乱
Reforms, Laws, and Compromises 218
改革、法律および妥協
Boring from Within and Dual Unionism 224
中から変えることおよび二元的組合主義
Tactics in Context and Organisational 228
Dualism
文脈に沿った戦術および組織的二元論
Syndicalism and Rank-and-file Movements 231
サンジカリズムおよび一般(非管理職)組合員運動
In Conclusion: Reform and Revolution 233
結論:改良と革命
Chapter 8 Militant Minority: The Question of 239
Anarchist Political Organisation
第8章 闘争的マイノリティ:アナキスト政治組織の問題
Insurrectionist Anarchists, 240
Antiorganisationalism, and Stirner's Ghost
蜂起主義アナキスト、反組織主義およびシュティルナーの亡霊
Syndicalism and Anarchism without Adjectives 242
サンジカリズムおよび形容詞のないアナキズム
Bakuninism, the Organisation of Tendency, 247
and the "Platform"
バクーニズム、同傾向の組織化およい「プラットフォーム」
From Bakunin to the "Platform" 253
バクニーンから「プラットフォームまで」
Rethinking the "Platform" Debate 256
「プラットフォーム」議論を再考する
Other Responses to the "Platform" 257
「プラットフォーム」に対するその他の反応
In Conclusion: Militant Minority and Mass 263
Movement
結論:闘争的マイノリティおよび大衆運動
Part 3 Social Themes パート3 社会的テーマ
Chapter 9 The Class Character and Popular 271
Impact of the Broad Anarchist Tradition
第9章 階級的特徴および幅広いアナキストの伝統の民衆における影響
The Case against "Spanish Exceptionalism" 273
「スペイン例外主義」に反するケース
Broader Impacts and Infusions 275
広義の反響および浸透
The Class Character of the Broad Anarchist 279
Tradition
幅広いアナキストの伝統の階級的性格
The Broad Anarchist Tradition in the 282
Countryside
地方における幅広いアナキズムの伝統
Behind the Rise of Peasant Anarchism 283
農民アナキズムの立ち上がりの背景
In Conclusion: Labour Movements and Peasant 290
Revolts
結論:労働運動および農民の反乱
Chapter 10 Anarchist Internationalism and 297
Race, Imperialism, and Gender
第10章 アナキスト国際主義および人種、帝国主義およびジェンダー
Anarchist Class Politics and Race 300
アナキスト階級政治およい人種
An International and Internationalist 305
Movement
国際的および国際主義運動
Imperialism and National Liberation 309
帝国主義および民族解放
Anarchists and Syndicalists in 314
Anti-imperialist Struggles
反帝国主義逃走におけるアナキストおよびサンジカリスト
Anarchism, Syndicalism, and Women's 321
Emancipation
アナキズム、サンジカリズムおよび女性解放
Women, Class, and Counterculture 323
女性、階級および対抗文化
Anarchist and Syndicalist Women's Activism 328
アナキストおよびサンジカリストの女性運動
In Conclusion: Class Politics and Human 334
Emancipation
結論:階級政治および人類開放
Chapter 11 Conclusion to Volume 1 and 347
Prologue to Volume 2
第11章 第一巻の結論と第2巻へのプロローグ
Bibliography 349
文献
Index 377
索引